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足元を流れる「都市資源の一大水脈」 下水から生まれるバイオエネルギー


下水処理場のイメージを革新し、魅力的なモデルを提案

東芝 水・環境システム事業部 星野美佐氏

東芝 水・環境システム事業部 星野美佐氏

「下水処理場での活動は、市民の方々に、あまり知られていないことが多いですが、B-DASHの成功で消化ガスによる発電、CO₂の分離、農業利用なども広くアピールできるようになりました。全国に約2,200カ所ある下水処理場のうち、消化ガス、汚泥をまとめるバイオマスの消化槽を備えた施設は約300カ所。省エネだけではなく、エネルギーの創造を全国に届けられる――魅力的なモデルを提案できる喜びを感じています」(東芝 水・環境システム事業部 星野美佐氏)

「皆さんと取り組んだのは、単なる下水処理・汚泥処理工程の改善ではありません。資源の有効活用、産業創出を目的とした、他に類を見ない取り組みです。私たちも、そして共同研究体の皆さんにとってもあくまで通過点。ゴールはもっと先にあります」(佐賀市・岡氏)

東芝 水・環境システム事業部 峰哲哉氏・星野美佐氏

東芝 水・環境システム事業部 峰哲哉氏・星野美佐氏

省エネから創エネへ――下水処理場の新しい可能性

近年、「都市鉱山」というビジネスワードが注目を集めている。これは、廃棄された携帯電話、家電の中にあるレアメタルを鉱脈になぞらえたもの。その見立てでいうなら、最新の下水処理場は「都市資源の一大水脈」だ。

市民生活が続く限り、処理場には毎日バイオ資源が集まり、電力や燃料が絶え間なく生み出される。バイオマス産業都市として意気盛んな佐賀市らと共同で進めたB-DASH。このプロジェクトには、下水処理場のイメージを一新させるビジネスの萌芽があった。

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