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温暖化対策のキーワードは「X」 エックスフォルムが空調を変えた


温暖化対策のキーワードは「X」 エックスフォルムが空調を変えた

この記事の要点は…
産業用の空調ではヒートポンプが活躍

家庭用エアコン技術の転用で力を発揮

通風性能を大幅に向上させた独創的な筐体

電力消費で大きなウェイトを占めるのが「空調」だ。大量のエネルギーを消費するビルの空調システムは、省エネ・温暖化対策が求められている。そこで注目が集まっているのがヒートポンプだ。

これは、空調機の中を血液のように循環する冷媒を経由して低温部分から高温部分に熱を移動させる技術のこと。石油など化石燃料を燃焼させるより高いエネルギー効率が得られるため、空調だけではなく給湯や、冷凍・冷蔵庫、身近なところでは自動販売機や洗濯乾燥機、除湿器などにも用いられている。

東芝は、大規模空間の空調システムにヒートポンプ技術を投入することで、省エネ・環境対策や生産性の向上に寄与する空調システムを提案してきた。このヒートポンプ技術は、世界的にも期待を集める温暖化対策の切り札なのだ。企画・営業チームの担当者に、業界をリードする産業用空調・熱源システムの特長を聞いてみよう。

X型のフォルムが目を引く「スーパーフレックスモジュールチラー」

X型のフォルムが目を引く「スーパーフレックスモジュールチラー」

「1997年の京都議定書では温暖化を促進するCO2排出の規制に向けた動きが始まりました。それまで業務用・産業用分野で広く使われてきたのは、化石燃料をふんだんに使う吸収式冷温水発生器やボイラー。CO2排出量、そして省エネの面で大きな課題があり、これら従来の熱源をヒートポンプに置き換える動きが2000年頃から活発になってきたのです。

そこで、2006年に投入したのが、「スーパーフレックスモジュールチラー」です。前身の東洋キヤリア工業時代からモジュールコンセプトの熱源機はラインナップしていましたが、東芝キヤリアとして開発したのが本モデル。東京電力と共同開発したことに加え、東芝が持っていたルームエアコンのコンプレッサ技術が見事にマッチングし、格段に性能を向上させることができたのです」(東芝キヤリア株式会社 ソリューション・サービス事業統括部 ソリューション営業部 部長 加藤富生氏)

ソリューション営業部 加藤富生氏

ソリューション営業部 加藤富生氏

1980年、世界で初めてインバータエアコンを商品化して以来、東芝は空調機器のインバータ化を推し進めてきた。インバータエアコンは運転スタート時には高速でコンプレッサを回転させ、パワフルに稼働。設定温度に近づくと低速連続運転にシフトするため、大きな省エネ効果が得られる。

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