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次世代の科学リーダーが集結! 日米高校生の未来アカデミー


2011年の日米フレンドシップが「TOMODACHIアカデミー」の原点

「TOMODACHI」「日本とアメリカが手を携えて行うプロジェクト」――これらのキーワードが想起するのは、2011年の東日本大震災だ。そう、災害救助・救援を目的にアメリカ米軍が展開した、あのオペレーション。本アカデミーは、かの「トモダチ作戦」にルーツを持つ。

運営に携わる東芝の芝地陽太氏に聞いた。

「2011年のトモダチ作戦から、日米の善意ある交流が生まれました。その交流をさらに続けていく受け皿として、米日カウンシル-ジャパンと日本のアメリカ大使館が進めてきた官民パートナーシップが『TOMODACHIイニシアチブ』です。日本のさまざまな企業が協力し、教育・文化交流・リーダーシップといったコンセプトでプログラムを運営してきました。」

東芝もその一翼を担う。技術力を持ち味とする東芝らしさを生かし2014年から『TOMODACHI東芝科学技術リーダーシップアカデミー』プログラムを続けている。

「このプログラムは、アメリカで推進されている科学教育STEM(科学、技術、工学、数学)に則り、科学的思考を用いて地球規模の複雑な問題を解決に導く、日米の若きリーダー育成を目指すものです。参加者たちは、Engineering Design Processと呼ばれる科学的思考法を、エレベーター作りという体験型アクティビティなどを通じて学びます。そしてその締めくくりとして、『災害に強いスマートな社会の構築』をテーマにプレゼンを行います」

4つの班に分かれて、現代の都市が抱える問題について整理

4つの班に分かれて、現代の都市が抱える問題について整理

最終日には、プログラムの集大成となるプレゼンテーションを行った

最終日には、プログラムの集大成となるプレゼンテーションを行った

「TOMODACHIアカデミー」参加者は、このプログラムを通して知的な興奮を、そして異文化交流の醍醐味を体感している。

「エンジニアリングに関する内容かと思っていたのですが、プログラムに参加してみると、リーダーシップやコミュニケーションに関する内容が多くありました。日本人の生徒から色々なことを教えてもらったり、アメリカについて教えたりするうち、コミュニケーションもエンジニアリングの大切な一部なのだと気づきました」(参加者 Renhao Wuさん)

「チームとして物事に取り組むことの大切さや、チームの一人ひとりの違いや得意・不得意を考慮したうえで自分の役割を見出し、作業することの大切さを学びました。将来はどのような仕事でも、国際的に視野を広げて取り組んでいきたい」(参加者 柴田朋彦さん)

TOMODACHI東芝科学技術リーダーシップアカデミー 参加者

TOMODACHI東芝科学技術リーダーシップアカデミー 参加者

「主催する東芝は、テクノロジーを学ぶ学生が減っていることに危機感を持っています。そこで、私たちは科学や数学を得意とする米日の高校生が刺激を与えあい、架け橋となるようなプログラムを考えました。

高校生たちはすごく聡明ですが、中には元気すぎたり、おとなしすぎたりする子もいますね(笑)。だけど、チームを組んでワークを重ねると、そんな子たちもメンバーの言うことに耳を貸し、積極的に発言していくようになるのです。これはすごく面白いコミュニティのかたち。文化交流だけではなく、新しいテクノロジーエンジニアリングの芽を感じます」(プログラムの講師 Helene Nameth先生)

TOMODACHI 東芝科学技術リーダーシップ・アカデミー 参加者・講師の声(1分21秒)
この動画は2016年8月31日に公開されたものです。

次世代に求められる創造的な人材の育成に向けて

人工知能(AI)の発達に伴い、モノづくりに求められる人材のあり方は変わりつつある。アメリカをはじめとする各国が科学技術教育に重きを置くのは、自ら考え、創造性を持って課題を解決できるイノベーティブな人材を求めているからだ。理系離れが指摘される日本でこそ、科学技術教育を奨励し、モノづくりに取り組める環境づくりは欠かせない。

エレベーターコンテストなどの実践プログラムからも分かるように、知識やスキルの詰め込みは本アカデミーが目指すところではない。自ら問題を特定して策を考え、課題解決能力を育てるためのプログラム。それは、中長期的な科学技術系人材の育成のベースを築くことにつながるのだ。

TOMODACHI東芝科学技術リーダーシップアカデミー プログラム中の様子

TOMODACHI東芝科学技術リーダーシップアカデミー プログラム中の様子

TOMODACHIアカデミーで日米の高校生が学びを共有する中には、オープンな発想力、グローバルなコミュニケーション力、そしてテクノロジーエンジニアリング力の萌芽があった。

TOMODACHI 東芝科学技術リーダーシップ・アカデミー

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