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訪日外国人へのおもてなし インバウンドサービスの未来


インバウンドサービスの未来

森兼秀記氏

こうした中、福岡・天神地下街で11月中旬から12月25日まで、「訪日前プロモーションサービス」、「商業施設向け同時通訳サービス」、「位置情報サービス」を活用した実証実験が行われている。

「今回の実証実験のターゲットは、中国人旅行者です。天神は九州でも有数の繁華街で、交通の要所としてハブにもなっている場所です。そこに多くの旅行者を呼び込めれば、大きな波及効果が生まれることでしょう」そう語るのは森兼氏だ。

同時通訳サービスの活用時の様子

同時通訳サービスの活用時の様子

今回の実証実験では、様々な工夫がなされている。例えば、「位置情報サービス」では、外国に来て旅行者が新しいアプリをダウンロードするのはややハードルが高い為、中国で広く使われている『WeChat(ウィーチャット)』を活用した。WeChatに連携した端末の位置を把握できるBLEビーコンを参加店舗に配置し、同時通訳が可能なタブレット端末を携帯した巡回スタッフとともに誘導を行う。

さらに旅行者がBLEビーコンの設置店へ近づくと、WeChat上でクーポンが発券される仕組みになっており、本サービスが店舗への誘導だけでなく、購買意欲の促進にも一役買っている。また、地域のイベントに触れてもらうため、クリスマスの天神ならではのイベントに参加できるような工夫も行っているという。

BLEビーコンを活用したクーポン発券の様子

BLEビーコンを活用したクーポン発券の様子

「天神の地下街のクリスマスイベントのうりのひとつに、買い物をしたらハンコを集めてくじをひけるというものがあります。景品も結構豪華なので、日本の方は当然買い物をしたら参加するのですが、海外の方はせっかく何万円も買っているのに、やり方がわからず参加できないという現状がありました。そこで今回の実証実験では、クリスマスに合わせて中・韓・英に言語対応をするほか、事前にくじという日本の文化の説明をするなど、海外の方にも日本の方と同じ楽しみを味わっていただけるようにしています

天神地下街の実証実験は、今後のインバウンドサービスの飛躍へ向けた足掛かりになると予想されている。2016年1月からは、「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」で、「商業施設向け同時通訳サービス」が実導入されるなど、東芝のトータルインバウンドサービスに寄せられる期待は大きい。

サービスの提供を通して、音声データや位置情報など様々なデータが蓄積されます。それを分析することで、新しいサービスを実現することができると考えています。今後、東芝でも、お客様のニーズやマーケットの状況などを判断しながら、ショッピングモールや、商店街といった一施設単位のみではなく、商店街と商店街を繋げ地域の魅力を発信していけるよう導入を進めていければと思っています

今後さらに導入が進んでいくとみられるトータルインバウンドサービス。その最新の技術が、訪日外国人への満足度の向上はもちろん、日本という国がもつ様々な魅力を、海外へと伝えることにつながっていくはずだ。

東芝の「人を想うIoT」
http://www.toshiba.co.jp/iot/index_j.htm

RECAIUS(リカイアス)同時通訳
http://www.toshiba.co.jp/cl/pro/recaius/lineup/interpreting.html

ニュースリリース(2015年11月5日発表)
http://www.toshiba.co.jp/cl/news/news201511_01.htm

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