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レジのプロが教える 意外と知らない5つのトリビア


3.バーコードの数字でたしかめ算!

バーコードの数字には意味がある

バーコードの数字には意味がある

バーコードで線に続いて気になるのは線の下の数字。最初の二桁は商品の発売元や製造元がどの国に属しているかを識別する国番号、次の5桁がその商品のメーカーを示すメーカーコード、そしてその次の5桁が商品ごとに付与されるアイテムコードだ。

国番号はもともと2桁で、日本は45か49。しかし近年では国番号を付与する国際EAN協会への加盟国が増加し、450~459、490~499のうち3桁が振り当てられている。

とはいえ、例外もある。惣菜や刺身など容量によって価格が左右される商品のバーコードは45・49ではなく、20~29。これらの数字はインストアマーキングと呼ばれ、店舗がバーコードプリンタで印刷し、パッキングの際に商品に貼り付けているのだ。

そして気になる最後の1桁はチェックデジットと呼ばれるもの。

お好きなバーコードを手元にご準備いただきたい。チェックデジットを除く数字の下に「131313・・・」と書き並べてみよう。そして上下の数字を掛け算し、1の位をその下に書き並べる。次は書き並べた数字の左2桁を足し算。その1の位の数字を3桁目の数字と足し合わせ、さらにその1の位の数字を4桁目と足し合わせていく。

この動画は2018年2月28日に公開されたものです。

そして最後に計算された数字を10から引いてみよう。するとその数字はチェックデジットと同値にならないだろうか

これは「ウェイト13モジュラス10」という計算方法で、スキャンの際、この計算を瞬時に行い、読み取り間違い防止を行っているのだ。

4.読み取れないバーコードって?

バーコードをいくつか見てみると、数字が13桁のものと8桁のものに分けられることにお気づきだろう。

標準桁数は13桁だが、消しゴムなど印刷面が限られる小さな商品には短縮桁数の8桁が適用。印刷には幅2.3cm、高さ3.8cm程度が必要な上、読み取りのために周囲に余白を要するため、印刷部分の面積に合わせて標準桁数か短縮桁数かが決定されるのだ。

また、上下に余白は不要だが、左右には5mm以上の余白を設ける必要があり、そのスペースはクワイエットゾーンと呼ばれる。これがないと、データの開始と終了が判別できない

その他、バーコードの色は黒以外でも読み取り可能だが、赤や網掛けは読み取りに支障が出やすいため避けられる。

また印刷面が曲面である場合は、カーブの度合いによって読み取り可能かどうかが決定される。

5.空想のレジにも世相が反映される!?

東芝テックによる出前授業では未来のレジをデザインする時間が設けられている。ここでは、子どもたちのアイディアから2つご紹介しよう。

一つ目はロボット型レジ。指紋認証によって店員登録を行い、右手の穴に商品を投入すると、値段だけではなく、賞味期限切れなども識別してくれる優れものだ。そしてなんと読み取るのは商品だけではない。人間もスキャンし、ナイフなどの危険物を持っていることが分かれば、110番通報される。

ロボット型レジ

ロボット型レジ
※上記イラストは、出前授業で子供たちが描いた「未来のレジ」をそのまま掲載しています。

もう一つは「客用にゃんこがたレジ」。これはセルフレジとなっており、ネコの目による商品のスキャンが可能なうえ、声で商品を読み込むこともできる。

客用にゃんこがたレジ

客用にゃんこがたレジ
※上記イラストは、出前授業で子供たちが描いた「未来のレジ」をそのまま掲載しています。

出前授業チームによれば、子どもたちが描くレジの未来には如実に世相が反映されているという。この2つのアイディアも、ペット型ロボットやセルフレジ、自動化、AI活用といった現実に軸足を置いて想像を飛躍させている。

こうした子どもたちが大人になるまでの間に、どのように精算の仕組みや買い物のあり方が変化していくのだろうか。レジやバーコードをめぐる昨今の進化を考えると、レジ周りのより一層の快適化に大きく期待できる。

だが、科学の進歩でどれだけ機械やシステムが便利になっても、会計時の挨拶など人と人とのコミュニケーションがとても重要だと出前授業チームは強調する。POSシステムが大きく変化しつつある今だからこそ、当たり前となっているレジやバーコードについて立ち止まって考えてみてはいかがだろうか。