loading
TOP > デジタルソリューション > デジタルトランスフォーメーション デジタルと人のパラドックス

デジタルトランスフォーメーション デジタルと人のパラドックス


デジタルなのにあくまで主役は人!?

第三次産業革命はサイバーの世界が中心であるのに対し、第四次産業革命はサイバーとフィジカルが融合した世界に立脚したものだといえるでしょう。
※「サイバーの世界」とは、インターネットが形成する情報空間のこと。「フィジカルの世界」は、身近な生活など物理的な環境の意。

第三次では情報化を意味するIT(※)という言葉が盛んにうたわれました。例えばパソコンであればCPU(※)の性能を上げることに重きが置かれたのです。しかし、今ではネットワークが高度化し、さらにはAIも加わって、モノとの結びつきを意味するIoT(※)という言葉が注目されています
※ITはInformation Technology、IoTはInternet of Thingsの略。CPUとはパソコンの頭脳に相当する中心的な処理装置のこと。

すなわち、第四次におけるDXは情報技術だけではなく、物理的な生活環境を含むフィジカルな世界とも密接に結びついているのです。これからを生きる人々は、サイバーとフィジカルが連携する世界を知る必要があるといえるでしょう」(丸山氏)

第三次産業革命と第四次産業革命の違い

第三次産業革命と第四次産業革命の違い

コンピューターをベースとしながらも、フィジカルな世界に直結する分、第四次産業革命のマグニチュードは第三次産業革命とは比べ物にならない。私たちの身の回りの生活との親和性がDXを後押しし、社会を大きく変えようとしているのだ。

これは企業にとって脅威でもありチャンスでもあります。モノづくり企業はモノづくりだけでは勝てない時代なのです。とはいえ、これまでの事業と全くかけ離れたことをしなければならないというわけではありません。東芝であれば、これまで培ってきたモノに対する知見や技術をベースに、従来から提供してきたハードウェアやシステムをDXによってどのように再価値化するか。これはそのままお客様のポテンシャルの最大化や課題解決、価値の創造へとつながります」(丸山氏)

従来からの提供物をDXにより顧客価値へと変換する

従来からの提供物をDXにより顧客価値へと変換する

最後に丸山氏に東芝が考えるDXの本質を問うと、それは“デジタル”ではなく、“トランスフォーメーション”にあるとのこと。

「ドイツなどではDXは自動化・省力化という文脈で語られることが多いように感じます。しかし、DXはサイバーだけでなくフィジカルの世界にも軸足を置いたもの。『デジタル』という語感からすると、パラドックスに聞こえるかもしれませんが、私は人が主役だと思うのです。技能者や技術者の経験や知見、五感までをもデータ化し、それにより世界を、主役であるべき“人”の未来をトランスフォームしていくのが、東芝の考えるDXの本質です。

東芝はこれまでモノづくり、すなわちハードウェアやシステムを通して、人と物理的な世界とのインタフェースの重要な部分を担ってきました。それはDXを進めていっても変わりはありません。デジタルという先進性だけに価値を置くのではなく、人間の未来を明るくするためにDXを実行する。ここに東芝が必要とされる理由があるのではないでしょうか」(丸山氏)

「DXは人が主役」と述べる丸山氏

「DXは人が主役」と述べる丸山氏

  • ↓ スクロールで続きを読む ↓