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声が瞬時に文字になる! AIで変わる日本の働き方


工場の現場でも真価を発揮! モノづくり視点のAIが見えた

2019年3月には株式会社ドワンゴの協力を得て、情報処理学会 第81回全国大会の模様をニコニコで生中継。リアルタイム字幕つきの動画がオンライン配信された。
開発チームは商用サービスとしての本格リリースに向けて精度、機能向上に余念がない。オフィスでの業務はもちろん、モノづくりの現場への展開も視野に入る。

「現在のオフィスにおいて、音声認識がサービスとして活用されるシーンはほとんどないのが現実です。ですから、ユーザーに信頼されて使われ、最終的には音声認識AIと意識することなく業務に使われるような存在になっていければ理想です。今、こうして話している言葉もそのまま、業務文書で使えるレベルのテキストになり、誰が発した言葉なのか、話し手の識別もしっかり記録される。そんな便利で頼れる音声認識AIを目指していければ」(芦川氏)

「音声認識が普及していないのは、モノづくりの現場でも同じです。しかし、保守点検や工場などでは、ハンズフリーで音声を収集して記録に残すというニーズは確実にあります。そこに、この音声認識AIは活躍できる余地があるのではないでしょうか。

現場の知見、ノウハウを生かしながら音声認識をシームレスに浸透させていく。これは長く音声認識を開発し、モノづくりやインフラの現場で知見を積み重ねてきたからこそできることでもあります。東芝でなぜ音声認識をやるのか? その根源的な問いへの一つの回答になると考えています」(藤村)

製造業に限らず、様々な業界で叫ばれる人手不足。2020年代にはいっそう労働力不足が深刻なものになっていくと見られる。作業量の低減による生産性の向上、そして聴覚障がい者の情報の垣根をなくす情報保障の拡充は喫緊の課題だ。オフィスで、そしてモノづくりの現場で、この音声認識AIが存在感を発揮するシーンは確実に増えていくに違いない。

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