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街中の風景をアップデートする! 「透明フィルムLED」が持つ可能性とは


街中の風景をアップデートする! 「透明フィルムLED」が持つ可能性とは

この記事の要点は…

透明で自由に曲げられるフィルム状のLEDデバイスが開発された

そのベースにあるのは北海道・旭川に拠点を置く東芝ホクト電子の技術

若手とベテランの共創で生み出された新たな電飾モジュールの可能性

技術の発展と共に街の風景も変化する。近年ではデジタルサイネージの台頭により、街中の広告表現が一変したことにそれは顕著だろう。

一方、イルミネーションの季節には、省エネ性と高輝度を併せ持つLEDが風景を彩るのももはや当たり前。そのLEDデバイスもまた、時代と共に着実に進化を遂げている。

そこで今回注目したのが、東芝ホクト電子株式会社が開発した「透明フィルムLED」だ。その名の通り、一見透明なフィルムでありながら、高輝度のLED発光装置として機能するこのモジュールは、イルミネーションやディスプレイへの応用でデザインに革新をもたらすことが期待される。

透明で自在に曲げられ両面が光る、新感覚のLEDモジュール

「透明フィルムLEDとは、透明なプラスチックフィルム上に微細配線電極を形成し、LEDのチップを配置して接着することで80%超という高い透過率を実現したLEDモジュールです。LED消灯時は配線電極とLEDチップが目立たないため透明に見え、LED点灯時は他のLEDモジュールよりも高輝度と省エネ性を併せ持ちます。自由に曲げられるフィルムの柔軟性を生かせば、立体的な光を演出できるのも特長です」

そう語るのは、東芝ホクト電子株式会社曽我部氏だ。

東芝ホクト電子株式会社 透明フィルムLED事業推進部 グループ長 曽我部寿氏

東芝ホクト電子株式会社 透明フィルムLED事業推進部 グループ長 曽我部寿氏

透明なフィルムであることから、窓ガラスや壁などの平面の電飾はもちろん、曲面への実装が容易。すでに今年からサンプルの展開をスタートしており、様々な案内板や誘導灯、ショーウィンドウなどへの活用が期待されている。

東芝ホクト電子株式会社 透明フィルムLED事業推進部 松下孝一氏

東芝ホクト電子株式会社 透明フィルムLED事業推進部 松下孝一氏

「筒状に丸めるなど立体的な表現を可能としているので、これまでになかった電飾が設定できるでしょう。LEDを消灯すればただの透明なフィルムに戻ります。つまり、日中の街の風景や屋内の景観を邪魔することもないわけです」(同・松下氏)

柔軟なプラスチックフィルムに配線しLEDを配置しているため、フィルムを曲げれば立体的な光の表現ができる

柔軟なプラスチックフィルムに配線しLEDを配置しているため、フィルムを曲げれば立体的な光の表現ができる

たとえばショーケースへの活用なら、普段は集客のためきらびやかな装飾やメッセージサインを施しながら、中の商品を見せる際にはLEDを消して透明化することができるので、目的に合わせたフレキシブルな演出が行えるという。

LED消灯時は透明なため、何も無い状態から徐々にメッセージを表示することもできる (左からLED消灯時→LED点灯時)

LED消灯時は透明なため、何も無い状態から徐々にメッセージを表示することもできる (左からLED消灯時→LED点灯時)

透明フィルムLEDの特長

透明フィルムLEDの特長

> 旭川に根差す東芝ホクト電子のポテンシャル

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