「何事も全力で楽しむのが東芝流!」令和を生きる若き技術者のワークライフスタイル ~理念ストーリー We are Toshiba~
2025/01/31 Toshiba Clip編集部
この記事の要点は...
- 再生可能エネルギーを電力の主役にしたいという夢を叶えるVPP
- やりたい仕事に就くために、学生時代にやってきたこととは
- 東芝流?のワークライフスタイルとは

子どもの頃やりたかったこと、夢に見たことを仕事にできたとしたら、どれだけ幸せなのだろうか。それを叶えた人にとっては、仕事こそ生きがいなのだろうか?
少年時代に太陽光発電を電力の主役にしたいと夢見た若き技術者が、再生可能エネルギーを普及させる取り組みに携わることで夢を叶える道を歩み始めている。やりたかった仕事を手に入れた人にとって、仕事とは、会社とは、そして人生とは?
エネルギーの無駄づかいをなくすことを夢見てきた少年時代
「中学校の頃、理科の授業で太陽電池の実験をしました。太陽電池に扇風機を接続して、光を当てて回ることを確認するという単純な実験でしたが、光の力で扇風機が回ったときの感動は、今でも鮮明に覚えています」
東芝で働く永野佑磨氏は、今年で入社4年目の若き技術者だ。VPP(バーチャルパワープラント)事業に携わっている。VPPとは、複数の小規模な発電設備や電力消費設備をネットワークでつなぎ、あたかも一つの発電所のように機能させるシステムだ。これを、様々な楽器の音色をまとめて、一つの音楽を作り出すオーケストラの指揮者に例える人もいる。
「私の業務では、主に太陽光や風力といった再生可能エネルギーや蓄電池など、お客様がお持ちのリソースを有効に活用するお手伝いをさせていただいています。様々なお客様が個別の課題を抱えていますが、皆様、共通して、手持ちのリソースを賢く使いたいと考えています。こうしたニーズに応える最適なソリューションを提供することで、社会全体での効率的な電力利用につなげたいと考えています」

幼い頃から電気や水の無駄づかいが嫌いだったという永野氏は、誰もいない部屋の電気がついているのが気になって、いつも消して回っていたという。そして、冒頭ご紹介した中学時代の実験で、再生可能エネルギーと出会う。
「無限に降り注ぐ日差しや、止むことなく吹き続ける風のような自然のエネルギーを、電力の主役にしたいという思いから、大学では太陽電池の研究を選びました。具体的にはペロブスカイトという、軽量で柔軟性が高く製造コストも安いという次世代の太陽電池を研究していました」
太陽電池の研究を進めるにつれ、作るだけでなく、どんな場所で使うと効率が良いのかなど永野氏の興味は、使う側へも広がっていく。
「いいものを作ったとしても、それを使う側が確立していないとだめだなと思うようになりました。就職活動では、作り手だけでなく、使う側など、様々な立場の企業のインターンシップに参加しました。その中で、東芝では、自分の興味のある研究分野に対して、皆さんが本気でやっている印象を強く感じたんです。表層的でないというか、これを実用化していくんだという意気込みが感じられました。それに加えて、作る側も使う側も両方を手掛ける企業の中で、一番雰囲気が自分に合っていることもあって、東芝を選びました。インターンシップは就活生の特権だと思います。これを読んでいる就活生には、気になる業界や会社があったら、まずは飛び込んでみることをおすすめします」
永野氏は、興味のある分野を手掛ける企業を中心に20回ものインターンシップに参加したという。それでも実際に社会に出なければ分からないことがたくさんあると語る。
「私の経験ですが、VPP事業は学生時代に考えていたよりも、ずっと幅の広い知識と、社会に出てからの探求心が求められる分野でした。最新の技術を追いかけているだけではなく、常に変化し続ける電力市場のルールや制度など、技術以外の様々な要素について考える必要があります」

入社当時は、分からないことだらけだったというが、ある先輩社員の言葉が、永野氏を大きく前進させる。
「先輩の仕事の邪魔をしてはいけないと思うあまり、分からないことがあっても、なかなか質問ができなかった時期がありました。そんなとき『新人のうちは、先輩の邪魔をしてでも質問するのが仕事だ』と言われました。これがきっかけになって、その後も本当に質問しやすくなりました。質問でかけた迷惑は、自分が先輩になったときに後輩の質問に答えることで返していけばいいんだって思えたんです」
仕事のやりがいとプライベートの充実は、どちらも大切
「入社して今年で四年目になりますが、少しはVPP事業を通して社会貢献ができているんじゃないかなって感じることも増えてきました。東芝が持つ技術を上手に組み合わせることで、お客様のニーズも満たせて、電力も効率よく使うことができますから。お客様ごとで抱えている悩みや要望が全然違うんです。それを都度考えて、例えば、「蓄電池を持ってるんだけど、もっとうまい使い方できないか」と思われているお客様に対してはこういう提案、また別の課題を持っているお客様には別の提案といった形で、ニーズに合わせた提案を考えてやっていくところが面白いですね。」

永野氏は、東芝の理念体系にある『新しい未来を始動させる。』という言葉が好きだという。進化のまっただ中にあるVPPは、新しい未来、そして自分が夢に描いていた未来を切り開く道なのだと。
学生時代の永野氏は、塾講師のアルバイトを5年間にわたり続けた。また、研究活動報告や学会発表などに積極的に参加するようにしていたという。これらは、臆せず人前で話すというスキルを身につけるために役立ったと語る。
「お客様に提案をする際など、学生時代に身につけた人前で話すというスキルが役立っていると実感しています。塾講師や学会発表は、私の場合の例えですが、ちゃんと全力で向き合って取り組んだことならアルバイトでも遊びでもなんでもいいと思います。学生のうちにしかできないことをとにかく全力で楽しんでほしいです。全力で取り組んだ経験は、社会に出てから、きっと力となるはずです」
永野氏に東芝へ入社して良かったことを聞いてみると、自身の夢につながる仕事ができているということの他に、フレックス勤務や気兼ねなく取得できる有給休暇という答えが返ってきた。
「平日は、フレックス勤務を利用して定時前に退社することもあります。仕事が終わったら、明日の事だけを考えて、家に帰ってお風呂に入って寝るなんてもったいないと思っています。だから、フレックスを利用して自由に使える時間を確保するようにしています」
その言葉の通り、平日休日関係なくアクティブに過ごす永野氏は、お気に入りのバンドのライブにも、ちょくちょく行っているという。
「先日も大好きなロックバンドのライブに行ってきました。あと、同期の仲間と有休を使って遊びにいったりしています。真剣に仕事に取り組む分、同じだけプライベートにも力を抜かないのが東芝流なのかなって、先輩や上司を参考に、自分なりのワーク・ライフ・バランスを考えています」
手持ちのリソースを賢く使い、最適なソリューションを提供することで、効率的利用につなげていくVPPのように、自身の持てるリソースを賢く使って何事にも最適解で挑んでいく永野氏。これからも新しい未来を始動させていく、令和を活躍する若い技術者から目が離せない。

永野氏も出演している東芝の新CMはこちら↓
https://www.global.toshiba/jp/ad/corporate/brand/224.html
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