変革への情熱を抱き、保全のプロとして成長し続けたい ~理念ストーリー We are Toshiba~

2021/02/26 Toshiba Clip編集部

この記事の要点は...

  • 300種以上を誇る製造設備の保全技術で、現場を支えているというプライド
  • 失敗から学ぶことで成長してきた
  • 成長を続けて、後輩からあこがれてもらえるような存在になりたい
変革への情熱を抱き、保全のプロとして成長し続けたい ~理念ストーリー We are Toshiba~

静岡県富士市で空調機器などを製造する東芝キヤリア富士事業所。そこで多くの製造設備の管理責任を担っている村瀬氏。現在30代の彼が現場になくてはならない存在になったのは、内から溢れ出る「変革への情熱」があったからだった。東芝グループの理念を体現する仲間に迫る従業員理念ストーリーシリーズ。今回は、設備保全を担当する村瀬氏のエネルギーの源に迫る。

馴染みのある富士事業所で働きたい

−−東芝キヤリアに入社した理由は何ですか。

 富士事業所のある富士市は私が生まれ育った土地で、東芝キヤリアといえば地元では誰もが知っている会社。事業所で毎年開かれるお祭りにも小さい頃から参加していたので、とても親近感がありました。そんな会社で、自分が勉強してきたことを生かして働きたいという気持ちが強くなって、就職を決意しました。

 

−−入社後はどんな仕事をされてきたのですか。

 入社以来ずっと設備保全を担当しています。東芝キヤリアではエアコンなどの空調機器を主に製造していますが、私の主な仕事は工場の製造設備の修理やメンテナンス、設備の効率化などです。設備は機械系と電気系に大きく分けられ、通常それぞれの専門要員がいます。しかし、富士事業所では一人が電気修理や機械工作、溶接まで全て担当することがほとんどです。さらに、製造設備は新しいものから、部品が廃番になって修理が困難な古いものまで、300種類以上と多岐にわたります。これらの設備を全て管理するとなると、一から勉強しなければならず、入社当初は自分にはこの仕事は務まらないんじゃないかと途方に暮れました。

東芝キヤリア株式会社 生産統括部 富士製造部 コンプレッサー部品課 村瀬 真人氏(1)

東芝キヤリア株式会社 生産統括部 富士製造部 コンプレッサー部品課 村瀬 真人氏

失敗するからこそ、成長できる

−−そんな状況の中、新たな知識をどのように得ていったのでしょうか?

それはもう自分でかなり勉強しました。また、周りの人たちも聞けば丁寧に教えてくれたので、できることを少しずつ増やしていったという感じです。でも、自分が何から一番学んだかというと、やはり「失敗」ですね。今なら5分でできる修理が、当時は半日かかったり、電気回路を間違えて製造ラインを停止させてしまったり…と、苦い経験をたくさんしました。しかし結果的に、人から教えられたことや成功体験よりも、失敗したことの方がよく覚えていますし、自分の成長につながっているような気がします。ただ大事なのは、やみくもに失敗するのではなく、やる前に自分で考え抜いた上で失敗すること。そうすると、その経験を次に生かすことができます。失敗を恐れずにガンガンやってみる。このやり方が今の自分をつくってくれました。

東芝キヤリア株式会社 生産統括部 富士製造部 コンプレッサー部品課 村瀬 真人氏(2)

 

−−「成長したい」というモチベーションはどこから来るのでしょうか?

 自分が入社したときに、何でも修理できてしまうベテランの先輩が何人かいました。そのとき、「自分もいつか、こんな風になりたい!」と思ったことがきっかけです。保全担当者として、素早く修理できたらカッコいいな、と。だんだんと自分でできることが増えていき、「ここがおかしいのでは?」という勘が当たるようになってくると、どんどん面白くなってきました。富士工場では、毎年新しい部品も出てきます。手を出せばキリがないくらい、色々な種類の設備があるので、本当に何でも挑戦できる環境です。私はどちらかというと一つのことだけをずっとやるのは飽きてしまうタイプなのですが、この仕事は新しく吸収することが尽きないところが面白い。また、やる気さえあれば経験年数は関係なく、成長できるもできないも自分次第。そんなところも、この仕事で気に入っているところです。

 

−− 東芝グループのテクニカルコンテストにも出場しているのですね。

 はい。テクニカルコンテストとは、製造に携わる東芝グループの若手技能者が参加し、各々の技能を競い合うものです。これは毎年行われており、種目は溶接や機械保全など、様々なものがあります。そのコンテストで幸い、私は保全部門で最優秀賞を受賞することができました。審査員や他の出場者が注視する中で課題に取り組むコンテストは、独特の雰囲気で、普段は難なくできることができなくなってしまうこともあります。技術力だけではなく、想定外の状況からどうやって気持ちを立て直すかという精神力も大事で、コンテスト出場によって、知識や技能だけでなくメンタルも鍛えられるという得難い経験をしました。現在は審査員を務めていますが、自分の経験も踏まえて、出場者の精神力もチェックするようにしています。

東芝キヤリア株式会社 生産統括部 富士製造部 コンプレッサー部品課 村瀬 真人氏(3)

 

後輩からあこがれてもらえるような存在になりたい

−−後輩を指導する立場になって、気を付けていることは何でしょうか?

 教えすぎないこと、ですね。それはやはり、一番学べるのは失敗することからだと思うからです。こちらから一方的に教えようとしても、相手に学ぼうという姿勢がなければ、頭の上を素通りしてしまうだけです。まずは自分の頭で考え、挑戦して失敗し、悩むことによって、もっとできるようになりたい、もっと知識を増やしたいという気持ちが生まれます。その上でアドバイスを求められたら、親身になって教えるようにしています。職場には、失敗を責めるのではなく、その経験を生かす教育をすることで成長を促す風土があります。私自身、そんな風土の中で育ててもらったので、そのDNAを絶やさず、次の世代にしっかり伝えていきたいと思います。

 

−−東芝グループ理念体系の「4つの価値観」の中で、大事にしているのは何ですか。

 「変革への情熱を抱く」です。設備保全には、「修理」と「設備改善」がありますが、修理は利益を生み出すというより、ロスを減らし、生産効率を最大化する仕事です。それはもちろん大切なことですが、私としては修理に加えて、設備改善に力を入れていきたいと考えています。なぜなら現状のラインをより良いものに変える設備改善は、直接的に利益を生み出す仕事だからです。その上、現場の人たちも作業がしやすくなります。また、改善はやればやるほど勉強になり、力がつくので、自身のモチベーションにもつながります。これからも経験を積んで、私が入社したときに先輩にあこがれたように、いずれは後輩からあこがれてもらえるような存在になるのが目標です。「この人がいれば、大丈夫」と思ってもらえるようになりたいですね。まだまだ遠い道のりですが、自分自身への「変革への情熱」も忘れず、保全マンとしてもっともっと上を目指して、成長していきたいと思います。

東芝キヤリア株式会社 生産統括部 富士製造部 コンプレッサー部品課 村瀬 真人氏(4)

東芝グループ理念体系

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