「技術 × データの力」で、世界をよりよい場所に

2022/12/20 Toshiba Clip編集部

この記事の要点は...

  • 生活の身近なところで、データの力が使われている?
  • データを分析・活用することで、世界がよりよい場所に。
  • 「技術 × データの力」が、人と地球を持続可能にする。
「技術 × データの力」で、世界をよりよい場所に

有村架純さんの東芝ブランド広告「出発編」が表す世界観について、ご紹介します。

現実世界のデータを、社会課題の解決に生かす──。今、経済活動など現実世界のデータを生かして事業を創り、社会の困りごとを解決することが重視されています。SNSなどのサイバー空間だけでなく、現実世界のデータがどんどん増えているからです。ただし、どうデータを取り、そして分析するかは、その企業の技術力によって決まります。

 

今の時代は「データの世紀」と言われます。調査会社IDCの「Data Age 2025」によると、世界の年間データ生産量は2025年に175ZB(ゼタバイト)に達する見込みとのことです。今、この豊富なデータを宝の持ち腐れにしないために、サイバー空間だけでなく現実世界でどう技術力を発揮するかが問われています。

※ 1ZB = 1兆GB(ギガバイト)

給湯器、電気自動車、発電所をデータでつなぐ

深夜電力などを使ってお湯を作り、貯めるエコキュートや、貯めた電力で動く電気自動車など、身の回りにはエネルギーを貯める機能を生かす機器が溢れています。一方で、火力発電、太陽光発電などでエネルギーが作られ、そうしたエネルギーを家庭や企業は使っています。

 

これらは、当然ながら一箇所に固まっておらず、ばらばらに存在しているものです。このように分散しているエネルギーを貯めるもの、作るもの、使うものから「その状況のデータ」を集め、貯める・作る・使う量を調整できれば無駄がなく、「電気が足りない」などの困りごとを避けられます。

 

このようなデータによる電力調整は、あたかも一つの発電所のように見えることから、バーチャル・パワー・プラント(VPP)と呼ばれています。このとき、データを集める技術、分析する技術、分析を基に機器を制御する技術など、実に多様な技術が必要になってきます。

 

エネルギーを無駄なく、必要な所で使うバーチャル・パワー・プラントの考え方

エネルギーを無駄なく、必要な所で使うバーチャル・パワー・プラントの考え方

現実世界のデータを生かし、世界をよりよい場所に

エコキュート、電気自動車、発電所などは、いずれも現実世界に存在する「もの」です。こういった現実世界にある「もの」のデータをどう分析・活用するかで、エネルギーを無駄なく使えるか、すなわち社会の困りごとを解決できるかが変わってきます。

 

データの力の生かし方として大事なのが、CPS(Cyber-Physical Systems)という考え方です。ここでいうCyberは「サイバー空間」、Physicalは「現実世界」を指します。CPSは、次のようにデータを集め、分析し、現実世界にフィードバックする仕組みのことです。すなわち、①現実世界からデータをセンシングで集める。そのデータから、②サイバー空間で現実世界を認識・理解し、③データを分析することで、予測をたて、機器を最適に動かす計画をたてる。最後に、④様々な機器を制御する。当然ながら、これら①~④すべてに様々な技術が使われる、となります。

 

現実世界のデータを集め、分析し、予測をたて、機器を最適に制御するCPS

現実世界のデータを集め、分析し、予測をたて、機器を最適に制御するCPS

このように、その企業が培ってきた技術にデータの力をかけ合わせることで、大切なエネルギーを無駄なく使うなど、私たちの暮らしを快適にできます。そして、人と地球を持続可能にもできます。この考え方のもと、東芝は世界中に広がる技術とデータの力を生かして、あらゆる壁や困難を超えていきます。

 

すべては、「人と、地球の、明日のために。」

 

有村架純さんの東芝ブランド広告

 

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