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サバンナから湧き出る地熱が アフリカ経済を加速する


サバンナから湧き出る地熱が アフリカ経済を加速する

この記事の要点は…
アフリカで地熱発電開発が盛んに

東芝は地熱発電設備の世界トップシェアの約23%(注)を供給

日本企業はアフリカ開発会議を通して支援

(注)数値は発電設備容量ベースで算出
   出典:Bloomberg New Energy Finance(2016年5月)
   以下(注)同様

未知なる天然資源に恵まれ、経済が急成長を遂げているアフリカ。若年比率が高い人口構成、地方へと広がる都市化の波、電化率の著しい向上など、快適な暮らしを求めようとするアフリカの熱気は目覚ましい。

しかしながら、社会の根幹を支える発電設備は日本など先進国と比較すると、一人当たりおよそ10分の1~100分の1というのが実態であり、安定的かつ国内に存在するエネルギー源を活かした電力供給が緊急課題となっている。

こうした背景のもと、現在アフリカの大地溝帯(グレートリフトバレー)周辺地域に存在する地熱活用に熱い視線が注がれている。

ケニア オルカリア

今回、フォーカスするのはケニアの首都・ナイロビから北西100kmにあるオルカリア。一帯はアフリカを縦断する大地溝帯(グレートリフトバレー)のほぼ中心に位置する火山地帯だ。
大地の裂け目、つまり地球の内側からガンガン湧き上がる地熱そのものが、エネルギー源。熱気立ち昇るアフリカ経済を象徴するかのような熱い場所なのだ。

オルカリアの地熱発電は、ケニア政府が掲げるエネルギープラン「Vision2030」の目玉だ
同国の電化率は現在56%程度だが、2020年までに70%達成が目標。

途上国から中開発国への発展を目指す同プランに沿い、2015年1月までにオルカリア1号地熱発電所、4号地熱発電所が相次いで営業運転をスタートさせた経緯がある。
このサバンナにある地熱発電所こそが、ケニア国内の総発電設備容量の約20%に相当する280MW(メガワット)の電力を供給するビッグプロジェクトになったのだ。

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