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スマホを使って看板を翻訳 インバウンド対応はここまで進化した!


スマホを使って看板を翻訳 インバウンド対応はここまで進化した!

この記事の要点は…
インバウンドサービスは顧客体験が重要

訪日前から滞在中、帰国後までトータルでサポート

日本語表記を撮影するだけで翻訳可能

観光庁のまとめによれば、昨秋、2016年の訪日外国人観光客が2,000万人を突破。この勢いはとどまるところを知らず、政府は2020年には4,000万人規模にまで引き上げるという目標を掲げている

訪日外国人旅行者数の推移

※2016年の数値はJNTO(日本政府観光局)が法務省の協力を得て、独自に推計した1月~10月30日までの累計による速報値
※2020年の数値は政府の掲げる目標値
出典:日本政府観光局 報道発表用資料「訪日外国人客数2,000万人突破」(※1)、国土交通省 観光庁「明日の日本を支える観光ビジョン」(※2)

しかしその反面、ひところ見られた「爆買い」の勢いは衰え始め、2016年夏季(7~9月期)の訪日外国人旅行消費額は9,717億円と、前年比2.9%減というデータもある(※3)。

そもそもインバウンド需要は、まだまだ東京や大阪、京都といった、世界的な知名度を持つ人気都市に偏っているのも事実。今後の訪日外国人観光客増を見込めば、他の地方都市の需要喚起は不可欠だろう。

こうした趨勢にならい、軽井沢・プリンスショッピングプラザでは、インバウンドサービス支援システムの実証実験が実施されている。軽井沢は国内で高い人気を誇るスポットでありながら、訪日外国人の集客はまだまだ少ないエリア。そこで、外国人観光客の誘致を狙い、訪日前からの情報配信から滞在中、帰国後まで、インバウンド対応をトータルでフォローするサービスパッケージが試験的に運用されているのだ。

軽井沢・プリンスショッピングプラザで実施中の実証実験

今回のインバウンドサービス支援システムは、かねてより東芝が開発を進めてきたもの。

同社では昨年にも、福岡・天神地下街でも同様の実験を実施済み。今回の軽井沢・プリンスショッピングプラザでは、さらに機能を拡充して実験を行っている。

東芝テック サービス・ソリューション事業開発部 新規事業企画室 神字芳彦氏

東芝テック サービス・ソリューション事業開発部 新規事業企画室 神字芳彦氏

「軽井沢・プリンスショッピングプラザではこれまで、訪日外国人といえば香港や台湾からの観光客が中心でした。そこで今回の実証実験では、主に中国人旅行者にターゲットを絞り、中国で普及する通信アプリ『WeChat』を活用した訪日前プロモーションを始め、専用アプリのダウンロードに誘導。このアプリを介して、販促情報の配信や電子決済、さらには新たに画像認識技術を用いた”看板翻訳”機能の運用テストを進めています」(東芝テック サービス・ソリューション事業開発部 新規事業企画室 神字芳彦氏)。

『WeChat』は、中国版LINEともいうべき定番アプリ。軽井沢の観光情報を中国人向けに編集し、昨年8月から本格的な配信をスタートしている。

実験は2017年3月までを予定しており、とりわけ「2月の春節に合わせた大量動員を目指して、いっそうプロモーションを強化していく予定」(東芝テック サービス・ソリューション事業開発部 新規事業企画室 入澤瑛美氏)であるという。

東芝テック サービス・ソリューション事業開発部 新規事業企画室 入澤瑛美氏

東芝テック サービス・ソリューション事業開発部 新規事業企画室 入澤瑛美氏

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