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日本は世界3位の地熱資源国! 地熱発電のさらなる可能性を追う


日本は世界3位の地熱資源国! 地熱発電のさらなる可能性を追う

この記事の要点は…

FITによる日本の買取価格は高額で、地熱発電に有利な条件が整っている。

業界でも珍しい標準機仕様の小型地熱発電設備「Geoportable」は国内、海外でのニーズが高まっている。

「Geoportable」によって、地域の活性化がもたらされている。

2011年に発生した東日本大震災以降、再生可能エネルギーへの需要と関心が急速に高まっている。太陽光や風力、水力など、さまざまな発電方式が見直されている中、今後は時間や天候に左右されず、安定発電が可能な地熱発電への注目が益々高まっていくと言われている。1つのカギとなりそうなのは、東芝が開発した小型地熱発電設備「Geoportable(ジオポータブル)」だ。

年間6億円規模の安定収入につながる地熱発電

「Geoportable」の開発に携わる、東芝・エネルギーシステムソリューション社の前泊淳一郎氏(火力・水力事業部 火力プラント技術部)は、地熱発電事業の可能性について、次のように語る。

東芝・火力プラント技術部の前泊淳一郎氏

東芝・火力プラント技術部の前泊淳一郎氏

「国の施策である固定価格買取制度(FIT)により、日本では今、15,000kW未満の地熱発電で得られた電力が1kWhあたり40円という高値で取引されています。つまり、1時間で2,000kW生産できれば、それを8万円で売ることができる。これは海外諸国と比べ、破格の条件といえます」

さらに、地熱発電は太陽光や風力のように、時間帯や気象条件に左右されることがない。これは大きな強みだ。

「1時間あたり2,000kWの生産効率を、24時間ランニングした場合、単純計算で1日192万円の売り上げとなります。それが365日続けば、年間およそ7億円。実際にはメンテナンスその他の事情で稼働率を8割としても、5億6,000万円の売電収入が確保できることになります」(前泊氏)

これは事業モデルとしても、非常に優秀なものといえる。そこで、限られた敷地で環境への影響を最低限に抑えながら地熱発電事業を運用するために、「Geoportable」が最適な手段となるわけだ。

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