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防犯カメラにAIを活用 迷子の捜索も簡単に?!


防犯カメラにAIを活用 迷子の捜索も簡単に?!

この記事の要点は…

複数カメラの映像から同一人物を把握できる技術を東芝が開発

AIの活用で人物の行動を広範囲に把握でき、キーワード検索も可能に

マーケティングへの活用も期待されており、2018年度に実用化の見込み

駅や空港などの公共交通機関から商店街、通学路に至るまで、さまざまな場所で設置が進む防犯カメラ。犯罪の抑止や事件の早期解決、未然防止に活用する動きは活発で、今後もさらに浸透していくのは確実だ。ネットワークでつながったIPカメラは2020年には国内で約2,600万台に及ぶとの予測もある(※注1)

そこで課題になるのが管理業務の省力化・効率化だ。すべての映像を同時に監視するには限界がある。収集したい情報が1台の撮影範囲にとどまらないこともあるだろう。防犯カメラがシステムとして私たちの生活に浸透する中、膨大な映像の解析を省力化しつつも高精度に管理する仕組みが求められている。

注1:矢野経済研究所 IPカメラ国内市場に関する調査結果(2016)

このような要求を背景に登場したのが、東芝による「複数のカメラ映像から人物ごとの移動経路を把握するAI技術」である。本技術を開発した研究開発センター メディアAIラボラトリーの柴田智行氏に、本技術の概要を具体的に解説していただこう。

不審な人物が1台のカメラの撮影範囲から離れて動き回っていても、いろいろなカメラで撮った映像を横串にして移動経路が把握できます。具体的には、映像の中でチェックしたい人物をクリックすると、その人がどのように移動したのか、複数のカメラをまたいで追い続けられるのです。これは、カメラに映っているすべての人物で可能です」(柴田氏 以下同)

東芝 研究開発本部 研究開発センター メディアAIラボラトリー 研究主務 柴田智行氏

東芝 研究開発本部 研究開発センター メディアAIラボラトリー 研究主務 柴田智行氏

Person Re-identification人物対応付け

従来から、1台のカメラに写った特定の人物の画像認識は可能だったが、今回開発した技術により複数台のカメラの映像を関連付け、横串での分析が可能になった。さらに、映像に写ったすべての人を認識し、移動軌跡を追えるのが本技術の斬新さだ。その精度は88.4%に及び、また従来の技術よりも圧倒的に高速である。

この動画は2017年8月7日に公開されたものです。

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