誠実であり続けたその先に、未来がある ~理念ストーリー We are Toshiba~

2022/03/23 Toshiba Clip編集部

この記事の要点は...

  • インフラ事業における幅広い製品・サービスで、社会課題を解決する新潟支店
  • 誠実であり続けたからこそできた、お客様やビジネスパートナーとの強い絆
  • まずは新潟から、カーボンニュートラルの取り組みを始める
誠実であり続けたその先に、未来がある ~理念ストーリー We are Toshiba~

どんなに良い製品やサービスを生み出すことができたとしても、お客様が求めるものを適切なタイミングで、継続的に提供できなければ企業としての価値はない。各地域に存在する東芝の支社・支店は、その役割を果たすためにある。中でも新潟支店は、社会インフラ事業をはじめ多くの実績を有しているとともに、同じ県に重要な製造拠点があるユニークな支店だ。設立から60年以上にわたり、お客様やビジネスパートナーと共に地域の社会課題解決に貢献してきた新潟支店には、現在の東芝グループの「私たちの価値観」である「誠実であり続ける」ことが息づいていると、新潟支店長である高橋氏は語る。

一番に相談してもらえる存在になるために

−−東芝における支店の役割と、新潟支店について教えてください。

私たちの住む世界には、インフラ老朽化や地球温暖化など様々な社会課題があります。そういった課題は都心部においてクローズアップされがちですが、地方においても同様の問題が起こっています。私たち東芝の存在意義は、限られた人たちだけでなく、「人と、地球の、明日のために。」全ての人たちの生活を豊かにしていくことです。あらゆる地域の社会課題にいち早く対応するため、東芝では全国各地域に営業・マーケティング機能を有する14の支社・支店が存在しています。そのうちの新潟支店は、東芝グループ全般の製品・サービスを統括しており、上下水道、再エネ、分散電源、デジタル・ソリューションといったインフラ事業を始め、昇降機や空調設備、照明事業まで幅広い事業を展開しています。

 

新潟支店が入居するビル内には東芝グループ会社8社が拠点を構えており、これにより、素早い情報の共有と機動性の高いサービスを提供できます。新潟県内のお客様にとっては、新潟支店に行けばワンストップで東芝グループに依頼できるという信頼感をもっていただけるでしょう。

 

株式会社東芝 新潟支店 支店長 高橋 哲氏

株式会社東芝 新潟支店 支店長 高橋 哲氏

−−新潟支店が目指すゴールを教えてください。

新潟のお客様の課題を解決するとともに、新たな価値を創造することが新潟支店の使命です。そして今後も東芝が新潟に貢献していくためには、新潟の方々としっかり関係を築き、そこから、何かあった時には東芝のことを一番に思い出してもらえるような存在にしていきたいと思っています。その一例として、東芝の二次電池SCiB™の話をさせて下さい。

 

新潟県柏崎市にある東芝柏崎工場では、安全性、長寿命、急速充電などにおいて優れた東芝のSCiB™を生産しており、脱炭素などの社会活動に貢献しています。しかし、そんな素晴らしい製品が新潟県柏崎市で生産されていることが、残念ながら県内ではあまり知られていませんでした。

 

県産の電池が世界中で求められていることを新潟県でもっと知ってもらうこと、そしてそれによって新潟のことも世界中の人々に知ってもらうことができればと思っています。

 

–着任後新潟の方々との関係づくりのために、何か工夫されたことはありますか?

先述した通り、まずは東芝の取り組みについて新潟の方々にもっと知っていただく必要があると感じていました。しかし、私が就任した二年前はちょうどコロナ禍に突入した頃で、これまで通り柔軟に多くのお客様と接することができないというのが大きな課題でした。

 

何か方法はないかと考えて、地元メディアを活用したPRを新たに始めました。東芝新潟支店の入居する新潟日報メディアシップというオフィスビルは、その名の通り、新潟地方紙「新潟日報社」のビルです。そうした関係も活かし新潟日報にインタビュー取材を提案したり、FMラジオの経済番組への出演、地元のテレビ番組で柏崎工場を紹介したりするなど、地元メディアを通して積極的に情報発信することに努めました。多くの皆さんが「テレビ見ましたよ」や「インタビューを読みましたよ」と声をかけてくださいます。そうしたきっかけから、新しいビジネス機会の話に発展することもいくつかありました。きっかけこそ他愛もない話ですが、そこからつながっていく関係もあります。

株式会社東芝 新潟支店長 高橋氏

過去、現在、未来の『誠実であり続ける』形を絶やさない

−−高橋さんが大切にされている「私たちの価値観」は何ですか?

誠実であり続ける」ことです。新潟支店着任前から大切にしていたことではあるのですが、現職に着任して改めて大切にしたいと感じています。

 

東芝が新潟に貢献し続けていくためには、何を差し置いてもお客様との信頼関係が欠かせません。グループ各社との連携で、お客様が抱える課題に対する解決力を向上させてきました。しかし、お客様との関係構築においては、新潟における商習慣を熟知し、地域のお客様としっかり関係を築いているビジネスパートナーの存在なくしては、私たちが新潟で事業を進めることはできません。東芝製品拡販のための連携と情報共有を目的としたビジネスパートナー会を組織していますが、その会長を務めて頂いている敦井産業株式会社様とは、60年以上長きに渡りお付き合いさせていただいており、2年前に私が着任した際にも快く迎えていただきました。本当に心から感謝しております。

 

敦井社長様コメント

東芝グループの「誠実であり続ける」という価値観は、当社設立以来の社訓である「熱 誠 忍」に通じ、今なお色褪せることはありません。価値観・理念を共有できるパートナーとして、これからも共に新潟の社会インフラ事業に貢献したいと思っています。

 

このような信頼関係を築くためには地道な努力と長い年月が必要です。地域の皆さんとの対話から、歴代の新潟支店長、そして新潟で働く東芝グループ従業員の方々がどんな時も誠実であったからこそ強い信頼関係を築くことが出来たのだと強く感じます。この関係をこれからも、次の代へ継承していくために、新潟で関わるあらゆる方たちに対して「誠実であり続けたい」と思っています。「誠実であり続ける」ことは、支店長就任前から大事にしてきたことではありましたが、この価値観の大切さを、新潟に来て、より強く深く、認識できるようになりました。過去、現在、未来の「誠実であり続ける」形を絶やさない。これが、私が支店長として守り抜いていきたいことです。

 

敦井産業株式会社代表取締役・敦井社長様(左)と、敦井産業株式会社前にて。

敦井産業株式会社代表取締役・敦井社長様(左)と、敦井産業株式会社前にて。

−−コロナ禍において、お客様とのコミュニケーションの取り方は変わりましたか?

コロナ禍で働き方も変わり、リモートでの面談の機会が増え、「対面でなくてもできることがこんなにあるのだ」と気づきました。

 

一方感染対策を十分にした上でお客様と対面で打合せる機会もあります。そんな時は、直接の発言以外からもお客様の本質的なお困りごとがどこにあるのか、一生懸命考えるようにしています。お客様に対して誠実であり続けるために本質的に必要なことは何なのかを、コロナ禍を経て、深く考え行動するようになったと思います。

まずは「人と、地球の、明日のために。」新潟でできることを

−−これから、東芝新潟支店として、どんな形で新潟県に貢献していきたいですか。

私としてこれから更に注力していくのは、域内でのカーボンニュートラルへの取り組みです。現在、サステナブルな企業経営が必要とされる中でカーボンニュートラルへの取り組みは欠かせませんが、それには企業単位だけではなく行政も含めた地域全体で取り組んでいく必要があります。新潟支店として、新潟地域でのカーボンニュートラルに対して積極的に取り組んでいきます。

 

環境問題は、地球規模で語られる問題ですが、その地球を構成する国々には、人々が暮らす県や町の単位があり、地勢毎の課題・取り組み方があるはずです。この分野では新潟支店に限らず東芝の支社店の役割・責任は益々重要になると考えます。東芝の経営理念として掲げている「人と、地球の、明日のために。」できることを、私としてはまず新潟県の皆様と協力して実現していきたいと思います。

株式会社東芝 新潟支店長 高橋氏

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