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ICTの力で戦略立案や選手強化を!
日本ラグビーはさらなる進化へ――!

この記事の要点は…
W杯合宿ではドローンの俯瞰映像を活用

ラグビー×ICTの今後を考察

私たちの観戦の仕方も変わる

スポーツも科学と無縁ではない昨今、競技を取り巻くさまざまな場面で、ICTの活用が進められている。
とりわけ陸上競技や野球、サッカーなどにおいては、早い段階で映像情報機器が導入されてきたが、目覚ましい躍進を遂げる日本のラグビー界でも、映像アナリティクスの活用は着々と進められている。

果たして、「ラグビー×ICT」の組み合わせによって、日本ラグビー界にどのような可能性が開けるのか?
現役時代に東芝ブレイブルーパス(東芝ラグビー部)主将、そして日本代表主将を務めるなど、最前線でラグビー界をけん引してきた廣瀬俊朗氏に話を聞いた。

東芝 廣瀬俊朗氏 現役時代

廣瀬俊朗元選手。現役時代は、東芝ブレイブルーパス(東芝ラグビー部)主将、日本代表主将を務めた。キャプテンシーに優れ、日本代表当時の監督エディー・ジョーンズ氏には「自分がラグビー界で経験した中で、ナンバーワンのキャプテン」と評された。

「課題の発見にも、長所の発見にも映像は有効」

日本代表チーム全員にタブレットが支給されるようになったのは、3年ほど前のこと。
海外では当たり前だったICTツールの活用が、日本のラグビー界でもさらなるレベルアップを目指して始まった。

「それまでは、クラブハウス内に設置された共有パソコンで、映像を確認したい者だけが適宜使用するかたちを採っていました。15人という大人数で行うスポーツでありながら、プレー中に一人ひとりが視認できる範囲は限られていますから、こうした映像チェックの意義は大きいでしょう。ただ、共有パソコンでは、なかなか自分の都合で使うことができませんでしたから、タブレット支給はありがたかったですね。練習でも試合でも、撮影した映像データはすぐにクラウド上にアップされるので、選手は皆、いつでも映像を確認できるようになりました

これはトレーニング外の時間効率に、大きく貢献していると廣瀬氏は語る。しかし、映像を記録して分析に生かすことは、競技の特性上、実は容易ではない。

ラグビーでは両チームあわせて30人もの選手が複雑に動き回る

ラグビーでは両チームあわせて30人もの選手が複雑に動き回る

15人対15人という人数規模も理由の1つだが、それに加えて選手の動きのバリエーションが多く、複雑であることも映像分析の障壁となる。
動作もスピードも姿勢も、各選手とも局面に応じてさまざまであり、決まった型がない。

「その点、2015年から日本代表のトレーニングに導入された、ドローンの存在は大きいですね。俯瞰でプレーを確認することによって、攻守のバランスや空間の生まれ方など、チームの癖がよくわかるようになりました。タックルした選手が起き上がって走り始めるスピードなど、個々の動きも把握できます。チームの課題を見つけるにも、逆に強みを見つけるのにも、こうした映像チェックは有効だと思いますね。その反面、選手にとっては、コーチにすべて映像で見られてしまうので、片時も気を抜くことができなくなりましたが…」

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